電子趣味の部屋

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MSXで遊ぶ!HB-F1XVのS端子出力改造+SDCard HxC Floppy Emulator

ちょっと昔のPCをいじってみたいと思い、今もWebでネタを探しやすく手軽に遊べるものとしてMSXを入手しました。
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今回入手した機種はMSX2+のSONY HB-F1XVです。

オークションでゲームがいくつかついて送料込みで1万円いかないくらいでした。(FDDベルト交換済み)
モニタへの接続はRGBかRFかコンポジット端子(ビデオ出力)なのですが、RGBやRFで接続する環境が無いので、コンポジット端子で接続したところ、思った以上に滲みがひどく、小さい字が読めなかったので、S端子出力の改造をしました。
また、SDカードに保存したフロッピーデータをフロッピードライブに接続してエミュレートするSDCard HxC Floppy Emulatorと言うものを試してみました。

S端子改造

この機種はビデオエンコーダにCXA1145というチップを使っています。
CXA1145は当時主流で様々なビデオ出力に対応しているPCやゲーム機で使われていましたので、ここに書いた方法は色々と遊べます。
改造した手順はここでは細かいことは書きませんが、参考にしたサイトを紹介します。

まずきっかけとなったサイト
なんだっぺね - MSX2+ HB-F1XVにS端子を増設した
ここで紹介している方法はトランジスタと抵抗の組み合わせで改造する方法が書かれています。抵抗の調整がよくわからなかったので、このサイトではCXA1145の位置とピン配置だけチェックしました。

実際に作業で参考にしたサイト
人生に疲れた男のblog - 初代メガドライブをS端子出力、ステレオ出力に改造
同じCXA1145を使っているメガドライブの改造が書かれているサイトです。
ビデオ信号用アンプのNJM2268を使っているので、こちらが確実そうなのでここに書かれている方法で改造をしました。
ちなみにNJM2268を購入した場所はマルツパーツ館です。
S端子のコネクタはTAPE端子を取ってそこに設置しました。無理やりホットボンドで固定したので雑に見えますが、ちゃんと固定されてます。

実際にモニタに接続した際の比較画像です。モニタ内部の処理の差もあると思いますが、差がありすぎるほど輪郭がしっかりしました。
(左:コンポジット端子出力 右:S端子出力)

PCのキャプチャでも差がわかりましたので、アップしました。

SDCard HxC Floppy Emulator


SDCard HxC Floppy Emulatorは公式サイト(http://hxc2001.free.fr/floppy_drive_emulator/index.html)からリンクされているサイト(http://www.lotharek.pl/product.php?pid=13)で購入することができます。
日本円で送料とあわせて8000円位でした。
コネクタは34ピンでソニーの機種であれば、そのまま接続することができます。(HB-F1XVを選んだ理由の1つです。)
パナソニックの機種は24ピンなので変換が必要です。軽く調べたところ、容易ではないことがわかりました。

接続は写真のようにコネクタを外に出してます。
こうしておくと取り外したFDDドライブとも容易に交換できて便利です。

本体に接続されているFDDのコネクタが左下の方に取り付けられていたので、この位置になりました。電源は4ピンの延長ケーブルを見つけて延長しました。
ジャンパはマニュアルに書いてあるATARI/Amigaと同じ設定で大丈夫でした。

接続イメージ

扱えるファイルは独自のhfe形式です。まずDisk-Manager(入手元:http://www.lexlechz.at/en/software/DiskMgr.html)で仮想2DDフロッピーのイメージファイルを作り、公式サイトにあるHxCFloppyEmulator softwareを使ってhfeファイルに変換できます。

SDカードなので、読み書きスピードも速くなると期待していたのですが、そこもエミュレートされていました。
ビープ音でドライブの動作音っぽい音が出るのが良いです。