電子趣味の部屋

電子系のガジェットやアプリ開発等の趣味の話題を書いてます

仕様が変更されて使いやすくなった CHUWI MiniBook X を買いました (10インチノートPC)

今まで持ち歩き用に使用していた Surface Go 2 ですが、そろそろCPU的にもSSDの容量的にも厳しくなってきたので、新しいものを探していました。

Surface Go 3も考えたのですが、SSDの容量が128GBのままなのと価格の面で躊躇していました。
10インチのノートは選択肢も少なくなかなか見つけられないのですが、以前から気にしていた機種が後述する不満点が解消されたので購入してみました。

CHUWI MiniBook X です。

購入時の価格はクーポンを使用して5万円を切るくらいでした。
CPUは Intel Celeron N5100 で3Dゲームをやらない限りは普通に使うことのできるレベルです。Surface Go 2のPentium Gold 4425Yと比較すると、ベンチマークベースでCPUもGPUも2倍の性能になっています。
RAMは12GB、SSDは512GBあり、こちらも余裕があります。

この機種は去年から販売していて気になっていたのですが、カメラが画面の表示領域内の左上にあり、そこが気になっていたので購入に踏み切れませんでした。
最近仕様変更されてベゼル内の上部に配置されて不満点がなくなったので購入してしまいました。
画面サイズが10.8インチから10.51インチになりベゼルも太くなってしまいましたが、こちらの方が断然良いと思います。

公式の商品紹介ページAmazonの商品説明の一部が古いままなので気が付かなかったのですが、嬉しい誤算がありました。
公式ページでは最高500M/秒と書いてあるのでSATAだったと思いますが、実際に計測してみるとNVMeでした。

メモリ12GBも動画編集や巨大な画像を複数編集したり仮想環境をいくつも使用しない限りはスワップすることもほとんどありません。
SSDが高速なこともありExcelやWordの起動も快適で動作もストレスありません。
Surface Go 2と比較してもかなり快適になりました。

MSX0 Stackのクラウドファンディングを支援しました

現在でも遊んでいるMSXですが、西和彦氏がMSXを復活させようとしているプロジェクトの第1弾のMSX0 Stackの支援をしました。

CAMPFIREでクラウドファンディングを実施しています。
camp-fire.jp
期限は2023年3月末までで、2023年7月に発送の予定です。

このブログでも何回か扱ったことのあるM5 StackにMSXエミュレータを搭載したもので、色もオリジナルです。

MSXDEVCON 1に参加し気になっていたのですが、価格の面で一度はやめようと思いましたが、MSXDEVCON 3を視聴し支援をしてしまいました。

この機会が無くても締め切り直前には支援するとは思ってましたが。。。

CASIO VX-4 でグラフィック表示

前回CASIO VX-4のメモリを増設してからちょっと遊んでみました。
SHARP PC-G850Vと違い、実行モードとプログラムモードの区別がないので、ソースを書いてそのまま"RUN"で実行できるところが良いです。表示文字数は少ないもののMSXのBASICのように扱うことができます。

VX-4はグラフィックの描写の命令はありませんが、ユーザ定義の文字パターンを定義することができます。
ユーザが定義できるの文字パターンは4文字分(キャラクターコード:252~255)しかありませんが、一度表示したものはスクロールをしない限りパターン定義を変えてもそのまま表示し続けるため、これを上手く利用するとグラフィックを描くことができます。

試しに下のようなソースコードを描いてみました。

10 CLS
20 DEFCHR$(252)="00040C142444"
30 LOCATE 1,1
40 PRINT CHR$(252)
50 DEFCHR$(252)="4424140C0400"
60 LOCATE 2,1
70 PRINT CHR$(252)
80 DEFCHR$(252)="00003C242424"
90 LOCATE 3,1
100 PRINT CHR$(252)
110 DEFCHR$(252)="2424243C0000"
120 LOCATE 4,1
130 PRINT CHR$(252)
140 DEFCHR$(252)="7C82AAAA827C"
150 LOCATE 5,1
160 PRINT CHR$(252)
170 IF INKEY$="" THEN GOTO 170

キャラクターコード252の文字に対してパターン定義を変えながら表示してます。
これを実行すると下の画像のように表示されます。
何かキーを押すと終了します。


パターン定義について

キャラクターコード:252~255に対して文字パターンを定義することができます。
1文字は縦8ドット、横6ドットで構成されます。
パターン定義はDEFCHR$命令を使い、縦8ドット毎にビットを定義して16進数6バイトを12文字で定義します。
例えば先ほどの三角形の左半分の定義の場合


□□□□□□
□□□□□■
□□□□■□
□□□■□□
□□■□□□
□■■■■■
□□□□□□
□□□□□□

1列目=00000000b=00h
2列目=00000100b=04h
3列目=00001100b=0Ch
4列目=00010100b=14h
5列目=00100100b=24h
6列目=01000100b=44h

このパターンをキャラクターコード252の文字に定義する場合
DEFCHR$(252)="00040C142444"

となります。

今までVX-4はただのコレクションでしたので普通にプログラムを組んだのは初めてでした。
色々わかると楽しくなってきます。

CASIO VX-4 メモリ増設 (8KB→32KB)

数年前に中古で安かったので手に入れたものですが、BASICでグラフィック命令が無く物足りなかったのですぐにSHARP PC-G850Vを手に入れ、ただのVX-4はコレクションになってました。

今回はVX-4でちょっと遊びたいと思い、メモリを増設してみました。
SRAMを32KBにすることによりFX-870P相当になります。

方法は元の8KBのSRAMの4464-08LL(HM6264互換品)を32KBのHM62256互換品に置き換え、ジャンパ設定を1か所変えるだけです。
今回使用したHM62256互換品は秋月電子通商で1個40円で販売されているSRM2B256SLMX55です。

特に写真を撮っていなかったので、分解方法は省略します。

4464-08LLをGB ゲームボーイ セーブデータのFRAM化の時と同じように低温はんだを使用して外しました。

ここにSRM2B256SLMX55を付けます。

最後にSRAMの上の方にあるPAD1のハンダを除去し、PAD2をショートします。

これで32KBとして認識されました。

Ryzen5000シリーズ ベアボーンPC ASUS Mini PC PN51

長期で使用する予定のない独立環境を作ろうとして予備の環境が無いことに気が付きまして。
この度 ベアボーンPCの ASUS Mini PC PN51 を購入しました。

今回はRyzen 5 5500Uのモデルです。
約5,000円アップでRyzen 5 5700Uのモデルもあるのですが、こちらはPD給電の時に高負荷になるとシャットダウンしてしまうようなレビューもあったのと、そこまでパワーはいらないので、Ryzen 5 5500Uのモデルにしました。

Minisforum HX90G予約の際に資金調達のためUM560やCeleronのミニPCを手放したことを後悔しました。

これを見つけるまではUM560をまた購入することを考えてたのですが、UM560で不満だった前面にUSB TypeA端子が無いのと、背面のUSB Type-C端子がALTモード非対応でケーブル1本で給電とモニタ出力するには前面のType-Cに接続するのが邪魔なのが解消された機種なので、こちらにすることにしました。

UM560の5650UはZen3コアで、PN51はZen2コアでベンチマークベースでは5650Uの方が15%ほど高速なのですが、体感ではほとんど差はないと思います。

PN51はベアボーンなのでメモリとSSDは自分で用意する必要があります。
SSDはNVMe対応M2スロットとは別に2.5インチSATAスロットも1個あります。
Windowsのライセンスは付属していません。
付属のACアダプタは丸ピンのプラグですが、65WのPD給電できるアダプタからUSB Type-Cへ接続しても給電できます。

本体サイズは115x115x49mmでUM560より縦横が10mmほど小さいです。

試しにWindows11環境で電力を計測してみました。
アイドル時は10W前後、Web等の通常使用時は10W台、たまに30W位、3Dゲームで50W近くまで上がりましたが、50W以上はまだ見たことはありません。
UM560とほぼ同じ感覚です。
Ubuntu環境ではアイドル時に7W位で動作してました。

まだまだUSB Type-Aの機器は多くあるので、前面に端子があるのは助かります。
PD給電対応のモニタに接続する際も背面に接続する方がスッキリします。

UM560は手放した後も後悔するほど気に入ってのですが、不満だったところもありました。
PN51は不満だったところも解消されたので、同じようも思ってる方はこちらも検討することをお勧めします。

レトロPCコレクション 2023年1月

最近はPCの入れ替えの方に重点を置いているので、1年前とほとんど変わっていません。

MSXはFS-A1STが予備機も含めて2台あったのですが、純粋に8bit気が欲しくて1台を売却し、HB-F1XDJのコンデンサ交換、ベルトレスFDDに換装した整備品を購入しました。

Libretto 70がついにどうやっても起動しなくなりました。
結局PC-DOSは使うことはないので、次の機種は考えていません。

最後に残ったPC98環境とMSX環境とWindowsXP環境は今後もできる限りおいておくことを続けたいと思います。

PC-9821Xa16/R12

https://blog-e.uosoft.net/entry/20200124/1579804390 参照
2018年入手
PC98のメインマシン。
コンデンサ交換等の整備品を約2万円で購入
色々追加して結構フル装備になりました。

PC-486note au

https://blog-e.uosoft.net/entry/20200421/1587449084 参照
2020年入手
動作品確認品を約3万円で購入。
FDドライブが2台でPC-9801-26互換FM音源搭載のノート。640x480のTFT液晶
PC-9821Nxから乗り換えたノート環境です。FDドライブが2台なので、遊べるゲームが増えました。
DOS環境保存用のノートでは最適な機種だと思います。

FS-A1ST

2014年頃入手
当時約4万円
元MSXユーザである以上、ずっと憧れていた機種であり、いつか手に入れたいと思った機種でした。
MSX現役当時はMSX2だったので、入手したときは最高の機種がやっと手に入った気持ちでした。
FS-A1GTはディスプレイケーブルが専用なので、普通のケーブルが使用できるFS-A1STを選択しました。
音声にノイズが乗る様になったのを機に電解コンデンサを全部交換しています。その他にメモリ512KBに増設、ベルトレスFDドライブに換装をしました。
その後将来入手できなくなる可能性も考え、2017年に予備機としてもう1台同等処置を施した整備品を初回より倍近い金額で入手しました。
純粋な8ビット機が欲しいと思いHB-F1XDJを購入後 2022年に1台手放しましたが、整備品ということもあり購入した時より高額で売却できました。

HB-F1XDJ

2022年頃入手
当時約4.5万円
一度HB-F1XVを手放したところ、やはりBASICの速度や細かい挙動などからFS-A1STではなく純粋な8ビット機が欲しいと思い、コンデンサ交換、ベルトレスFDDに換装した整備品を購入しました。
現在はFS-A1STの方が予備機扱いで、こちらの方をメイン機として遊んでます。

Vaio type W

2009年頃入手
当時流行したネットブック。他のネットブックが軒並み解像度が1024x600でしたが、その中で1366x768だったのでこれにしました。ネットブックの中では少々高価でしたが、それでも購入時5万円以下だったと思います。
これは現在も持ち続けてWindowsXP保存環境として使用しています。
Windows95時代のゲームは大抵WindowsXPでも動作するので、古いWindowsゲームでは重宝しています。

Ryzen 9 5900HX + Radeon RX 6600M 高性能ミニPC Minisforum HX90G

あけましておめでとうございます。
今年もこのブログをよろしくお願いします。

この度メインPCを Minisforum HX90G に変えました。

人気機種で生産が間に合って無いせいか、現在公式ストアで注文しても出荷は2月上旬になるようです。
Amazonにも商品ページがあったのですが、現在(2023/01/05)は表示されなくなってました。

CPUはAMD Ryzen 9 5900HXと高性能ミニPCではよくあるものを使用してますが、別にGPUのAMD Radeon RX 6600Mが搭載されています。
このGPUはnVidiaのLaptop用低電力RTX2060とRTX3060の間の性能ですが、FullHD(1080p)の環境ではBattlefield2042等の重いゲームでも60fps以上なので特に不便は無いです。

GPUが別の割には消費電力が少なく、アイドル時は16W台で動作しています。
通常使用時でも20W前後で動作していて、今このブログをChromeで書いてる状態で20W前後で動作しています。
GPUパワーが必要なゲームの場合はNo Man's Sky の高設定で120W前後で動作し、BF2042等の高負荷ゲームでは最高220Wくらいまで上がりました。
比較的GPU負荷が少なそうなOCTOPATH TRAVELERは50W前後でした。

ゲームで遊ぶときはPS5やXBOX SeriesX等の最近のゲーム機並みに消費電力が上がりますが、通常の作業時にはほとんどの場合40W以下で動作しています。

GPUに負荷をかけるとファンがうるさくなりますが、PS5等のゲーム機並みです。
デスクトップPCにCPUやGPUに付属されている標準のファンよりは静かです。
通常使用の50W以下の動作時にはほとんどファンの音は聞こえなくなります。

性能を考えると通常使用時の消費電力は大変優秀で今のところミニPCの中では一番満足度が高く、良い買い物をしたと思いました。

購入時にRyzen 9 6900HXのUM690と迷いましたが、思ったより消費電力が多くUM560と同じシリーズとしては魅力が少ないと思いました。
早期に入手した人のレビューを見てアイドル時に20Wを切ってるのを見たのが決め手となり、こちらを購入しました。

今までメイン機だった HM90 はサブ機として、UbuntuメインのWindowsとのデュアルブート環境にしました。
今までサブ機だった UM560 は今回の資金の足しにするために手放してしまいました。