最近発売が発表されたBeelink GTR9 Proを注文しました。

Beelink GTR9 Pro AMD Ryzen™ AI Max+ 395 Processorwww.bee-link.com
元々GMKtec EVO-X2が欲しいと思ってたのですが、価格の面と意外とファンがうるさいということなので悩んでましたが、gpt-oss-120bがLM Studioで20token/s以上で動くらしいので欲しいと思ってました。
いざ購入しようとすると、gpt-oss-120bがリリースされて以降AmazonでもAliexpressでもRAM128GBのモデルが軒並み売り切れ状態で、世界中の人が同じようなことを思ってたみたいです。
そこでBeelink GTR9 Proが発表されて冷却や騒音対策にもこだわってるようなので、すぐに飛びついてしまいました。
現在は先行販売中で35日以内に発送ということなので、届くのは来月になりそうです。
blog-e.uosoft.net
用途としてメイン機でも十分なスペックですが、現在のメイン機(ASUS TUF Gaming A15)は現在でも不自由ではなく環境も出来上がっていてむしろ気に入ってる方なので、そのままメイン機として使い続けようと思ってます。
GPUも性能的には同等でゲーム目的なら差はないと思いますが、TensorflowやPytorch等のプログラミング関連は環境を準備する手順も含めてまだnVidiaの方が優位だと思います。
またBeelink GTR9 Proは前面にUSB TypeAの端子もないので、普段使いとしては使いにくいかなと思いました。
そこで、サーバとして使用と考えてます。
NASと仮想サーバのホストとして使用している現在の自宅サーバの環境をそのまま移行して、さらに常時LLMのAPIにアクセスできるようなサーバを想定してます。
またCPUのスレッドの多さ(16コア32スレッド)を生かしてさら仮想環境を増やすことも考えてます。
Steamのストリーミングサーバとしても試してみたいです。
LLMやサーバの用途以外にこれだけのメモリが必要な用途が思いつかないので、普段使いやゲーム用途にはオーバースペックだと思います。
特にゲームが目的ならば同じ予算内でもRTX5070のゲーミングPCが買えるので、そちらの方がゲーミング性能も高くて良いと思います。
消費電力を気にしないのであれば、デスクトップにすればより高性能なものにできます。
この機種を含めてRyzen AI Max+ 395 RAM128GBの機種は特殊な目的が無ければ意味のない性能の機種だと思いますが、LLMが目的ならば価格も含めて普通に入手できるものはこれ以外無いと思います。
またスレッド数とRAMの多さで、家庭内仮想環境のホストサーバにも最適だと思います。
最後にBeelink GTR9 Proのスペックはこんな感じです。
CPU
AMD Ryzen™ AI Max+ 395
Max Turbo Frequency 5.1 GHz (16C/32T)
64 MB L3 Cache
GPU
AMD Radeon 8060S Graphics 40CUs
Memory
LPDDR5X 8000MT/s
128GB (16GB*8)
Storage
Dual M.2 2280 PCle4.0 X4
Max 8TB
Option: 2TB(2TB*1)
Quad Display
DP2.1 8k 60Hz*1
HDMI 2.1 8K 60Hz*1
USB4 (40Gbps/DP1.4)*2
Color
Frost Silver
Dimensions
180x180x90.8mm (Without Rubber Feet)
Wireless Network
WiFi7
Bluetooth 5.4 (MT7925 Wireless Card)
Adapter
Input 100-240V~; 50-60Hz, 3.5A
Operating System
Windows 11 Pro
Warranty & Service
One-year Warranty
Additional Functions
AI Server Cluster, AI Voice Interaction, Built-in Power Supply, Auto Power-On