アナログ回路やセンサー類が動かない時に原因がなかなか分からず、無駄に時間を使ってしまうことが多くあります。
そこでオシロスコープを購入することにしました。
ただこのオシロスコープは高価で、今までも欲しかったのですが、なかなか手が出ませんでした。
秋月の簡易オシロスコープのキットも検討したのですが、組み立てが面倒なので、低価格のを探す方にしました。
そこで見つけたのが、"ポケットサイズ デジタルオシロスコープ DS203"です。
店によっては商品名がDSO203やDSO QUADとなっています。
東映無線ラジオデパート店で21,500円(税込)で購入しました。
価格に対して高機能で、小型なので邪魔になりません。
8MHz 2ch(アナログ)+2ch(デジタル) 72MS/s, メモリ長4096
垂直軸 : 20mV〜10Vdiv
最大入力電圧 : 40Vpeak (1:1時)
他のオシロスコープと比較すると性能は低く感じますが、電子工作で、アナログ回路やセンサーの波形を見るには十分です。
簡易ロジアナ機能もあり、シリアル通信のデバッグも行えます。
試しにSTM32F302のアナログポートからファミコンのような16階調の疑似三角波を出力してみました。
ファミコンの音源を再現したいと思い、前から作っていたのですが、今まで本当に階段状の疑似三角波になっているかわかりませんでしたが、これで確認できました。
思ったより綺麗な波形として見えています。
今までオシロスコープ無しで遊んできましたが、今回の事で便利なことが良くわかりました。
またこの機種はファームウェアを入れ替えることができます。
4個まで入れることができ、特定のボタンを押しながら電源を入れることにより、起動するファームウェアを切り替えることができます。
現在自分の環境は、デフォルトのファームウェアとカスタムファームウェアとロジアナ専用アプリを入れて使っています。
このシリーズでDS201という1万円を切る機種もありますが、周波数帯域が200kHzしかなく、用途が限定されるので、汎用的にな用途に使いたいと思うならば、DS203
をお勧めします。

DSO203 ポケット デジタルオシロスコープ ミニキット 72MHz 4-CH STM32 メタルシェル
- 出版社/メーカー: サインソニック(SainSonic)
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