3Dプリンタを始めた4年前はPETGフィラメントはまだ普及したばかりで、糸引きが激しく結構スピードを遅くして出力したりと工夫が必要でしたが、最近は改良されてハイスピードに対応したり結構扱いやすくなりました。
湿気には弱く、開封して長期保存したものは糸引きが激しくなりますが、開封したばかりの物やフィラメント乾燥機で乾燥させたりと状態を良くする必要があります。
PETGはPLAと比較して耐熱性や強度が優れてますが、ベッドへの定着が悪く反りが発生しやすいので80℃に温められるホットベッドが必要です。
PLAと比較すると条件やパラメータの調整が必要ですが、湿気さえ気を付ければPrusaやBambuの用にスライサーのように機種やフィラメントに合わせたプリセットの設定がある場合はPLAと同じように比較的簡単に扱えます。
フィラメント乾燥機を手に入れてからは、シルクPLA等の特別な色以外の普段よく使う白等の色はPETGを標準で使うことにしました。
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PLAよりも柔軟性があり、研磨も簡単にできます。
PLAでは表面を滑らかにしたり積層痕を消そうとして何回も挑戦してはあきらめましたが、PETGではプラスチックと同じように研磨できました。
試しにRapberry Pi Zero用のケースで研磨してみました。
結構時間をかけて丁寧にやってみると、金型で成型したプラスチック製品のようになりました。
手だけで研磨するのは結構疲れるので、ペンサンダーというものを使ってみました。
全てをペンサンダーで行おうとすると、やすり部分がすぐに消耗してしまうので、大まかに手でサンドペーパーを掛けた後にペンサンダーでツルツルにして、最後にプラスチック用コンパウンドで仕上げました。