電子趣味の部屋

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PC-8801のこと

先日、ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅢに行ってきました。
PasocomMini PC-8801 mkII SRの発売の発表で衝撃を受けたのですが、PC-8801のことを書きたいと思います。



このブログではあまりPC-8801については書いてないのですが、所有している時期がありました。

まず、パソコンはMSXから入ったのですが、本当はPC-8801の方が欲しかったです。
中学生の時にパソコンを買ってもらえることになったときにPC-8801は価格的に却下され、MSXを選択しました。

高校生の頃はパソコン自体飽きてあまり触らない時期でMSXもインテリアと化してました。
2年生の後半くらいになって進路を考える時期にコンピュータ系の学部がある大学に行きたいと思いました。
最近のパソコン情報を知るために久しぶりに「マイコンBASICマガジン」を購入しました。
そこで驚いたことは、いつの間にか16ビットのMSXが発売されていることでした。
さらに、通販の広告ページを見ていたところ、中古のPC-8801が手ごろな価格で売られていたため、バイトで得たお金を使って購入してしまいました。
私が選んだのはPC-8801MRで、モニターと合わせて5,6万円だったと思います。

初めに欲しかったパソコンを手に入れたことは嬉しかったです。
届いてからは中古で「ヨーロッパ戦線」や「ソーサリアン」を遊んでいました。
しかし、色々遊んでみると、PC88に過剰な期待をしていたことに気付きました。
MSXと比較して、全体的な動作が思ったよりも高速ではありませんでした。
BASICも体感的にはMSXとあまり変わらなかったと思います。
また、MSXで遊んだことがある「イース」と「ハイドライド」も安く手に入ったため、比較してみたいと思って購入しましたが、むしろスプライト機能のあるMSXの方がスムーズで遊びやすかったです。
同じく安くて比較のために購入した「信長の野望全国版」はディスクアクセスが速いため、PC88の方が快適でした。

PC88でも全盛期を過ぎた時期であり、ゲームコーナーのスペースもPC98やX68000に押されてMSXよりも少ないほどだったので、思ったより遊べませんでした。
こんな状態なので、久しぶりにBASICに手を出して、MSXで作ったパズルゲームを作ってみました。
今度はテキストではなくてグラフィックも使ってちょっと凝った作りにしました。
その時のパソコンの情熱を考えると不思議ですが、なぜかマイコンBASICマガジンに投稿して採用されてしまいました。(1992年7月号)

大学入学祝いとしてPC-9801BXを買ってもらいPC-8801MRは処分してしまいました。
所有した期間は1年程でしたが、パソコン雑誌に掲載されたりMSX以外の8ビット機を知ることができたりと買ったことは間違いなかったと思ってます。
今ではもっと遊んでおけば良かったと思ってます。
PasocomMini PC-8801 mkII SRは高額になっても購入すると思います。