電子趣味の部屋

電子系のガジェットやアプリ開発等の趣味の話題を書いてます

3Dプリンタ買いました2 ELEGOO Mars 2

前回3Dプリンタを買ったことを話しましたが、光造形の3Dプリンタも買ってしまいました。
今回はELEGOO Mars 2です。

色々と物色してたところ、つい前から気になっていた光造形のELEGOO Mars 2を買ってしまいました。Amazonで約27,000円でした。
Proと比較すると脱臭機能が無いのですが、初めから無臭に近い水洗いできるレジンしか使うつもりが無かったので、あまり気になりませんでした。

ELEGOO Mars 2の一番の特徴はスクリーンにモノクロLCDを採用したことで、レジンを固めるための露光時間が2秒で済みます。(前のモデルは6秒)
光造形方式は線ではなく面で出力するため、積層方式と違い移動時間ではなく高さで時間が決まります。
da Vinci nano wで12時間ほどかかった高さ5cmほどの造形物も3時間しないうちに終わりました。

ここで参考として出力したものの比較をしました。
高さ3cmほどのモデルです。

左がda Vinci nano wで、右がELEGOO Mars 2です。
このサイズの場合は両方とも出力時間は1.5時間ほどでした。
da Vinci nano wは積層跡やバリが目立ちますが、ELEGOO Mars 2は全く分かりません。
特に注目してもらいところは、出力の精度です。

横幅が3mmしかないドアの部分に注目してもらいたいのですが、ELEGOO Mars 2は窓枠どころかドアノブまで判別できます。

ここまでは絶賛していましたが、やはり欠点があります。
光造形方式は液体を扱う以上、出力後の洗浄や本体の後片付けの際に色々手間がかかります。気軽に持ち出して使用するようにはいきません。
また造形物の強度も弱いです。薄い部分に穴が開いたり、細い場所がすぐに折れたりします。

あと、レジンは絶対に水洗いできるものが良いです。
やってみると洗浄も結構大変なので、水道水で洗える方が絶対に良いと思います。

光造形は光造形なりの苦労もあったので、そのうちメモ代わりに書きたいと思います。

3Dプリンタ買いました da Vinci nano w

そろそろ3Dプリンタが十分に安くなったので、買ってしまいました。
XYZprintingのda Vinci nano w (ダヴィンチ ナノ W)です。

はじめは1万円程の格安機種を考えていたのですが、3Dプリンタは初めてなので確実な方が良いと思い国内でもある程度シェアが大きくネットでもネタが多いXYZprintingの物にしました。
機種は置き場所も考えda Vinci nano wにしました。

試しに出力した結果です。

速く出力させるために高さ元々11cmほどのデータを3cmに縮小しています。
設定は詳細にして解像度も0.1mmで出力して2時間ほどかかりました。
写真で見ると拡大されるので結構粗が目立ちますが、普通に見た感じでは思ったより良く出力されています。

ネットで形状データが結構あるので、Raspberry PI nanoのケースを作ってみました。

またどこかで見たことあるマップを出力してみました。

実験も兼ねて色々出力しながら試してます。出力に時間がかかるため出力したいものが順番待ちしている状態で、購入して2週間ほど経ちますがフル稼働してます。
この機種はフィラメントのリールにNFCチップがあり素材や残りの量を管理しているため、純正品以外のフィラメントは使用できません。600g(200m)で4,000円程します。上の家のデータで1.2m、Raspberry PI nanoのケースで4.5mほどで出力時間を考えてもそう簡単になくなるものではありませんが。

同じ機種を考えてる方はWifiで通信できるWの方を強くお勧めします。
Wifiの設定を済ませたら、出力するデータを無線で送ったり、印刷の状態も確認できるので非常に便利です。

大きいものを出力している間にも他の物を出力したり、純正には無い金属みたいな光沢のシルクフィラメントや中華製の安いフィラメントも試してみたいので、1万円程の格安プリンタをもう1台買おうと計画しています。

KZ ZSN pro X 私的レビュー

Aliexperssでセールの時にKz金銀混合メッキアップグレードケーブルと一緒にKZ ZSN pro Xも買いました。
久々の低価格イヤホンです。

まず音を聞いた時にKZ ZSTと似てると思いました。既にKZ ZSTは手放して明確な比較はできませんが、全く同じ印象を受けて懐かしい感じがしました。

ドライバは1BA+1DDで、やや低音よりのドンシャリ型と言ったところでしょうか。
低音よりと言っても、KZ AS12と同じく、最近のKZとしては控えめでそんなに強くはありません。

以前の低価格のKZでは低音が固く感じ、バスドラムが「ドドドド」と聴こえてたのが、「ドンドンドンドン」と聴こえるようになって解像度が上がった感じです。

KZ AS12と比較するとさすがに音が軽く感じますが、価格帯を考えると結構進化してると思います。(特に低音域)

他のイヤホンがあるので音楽を聴くときのメインにはなりませんが、この低価格帯のイヤホンを探す場合はお勧めできるものだと思います。

KZ AS12 + Kz金銀混合メッキアップグレードケーブルでゴージャスに

KZ AS12 私的レビューでお話したKZ AS12ですが、これにAliexperssでセールの時に800円くらいで買ったKz金銀混合メッキアップグレードケーブルに変えてみました。

元々KZ AS12はゴールドの見た目に惹かれて購入したことを話しましたが、これにKz金銀混合メッキアップグレードケーブルをつけると、無駄にゴージャスになりました。

今までは2000円くらいのシルバーケーブルを使用していたのですが、音質の変化や違いは正直わかりません。
初めから付属しているケーブルと比較すると、音がクリアになって解像度が上がったように感じます。

KZは商売のためかわからないですが、全体的に付属のケーブルはあまり良いものではないので、リケーブルすることをお勧めします。

MSXで遊ぶ!MegaFlashROM SCC + SD

以前も一度書いた内容ですが、RAMありバージョンに買い替えたので、構成を修正して再掲載します。

MegaFlashROM SCC+ SD 1slot + 512K RAMを買ってみました。

販売ショップ:MSX Cartridge Shop

ものすごく便利だと思ったのは、RAMが128KB以上あるとファイルメンテナンスツールのMultiMenteが起動し、ROMやDSKイメージファイルを選択するだけで自動的にフラッシュにROMイメージを書き込んだり、DSKイメージを仮想ディスクに設定したりできます。
128KB以下の機種ではDOSコマンドライン上でコマンドを使って使用します。

FS-A1STとHB-F1XVでは電源投入時の起動では追加RAMが認識されず、リセットすると認識されました。

はじめ戸惑うポイントの操作メモを書いておきます。

ROMイメージ

一度FlashにROMイメージを書き込むと毎回Flashの内容が起動されるので、元に戻すときはFlashを削除する

手順

カーソルキー (↑)を押しながら起動
リカバリーモードの画面になるので、F1キーで"F1 : Erase MegaFlashROM"を選択するとFlashが削除される

DSKイメージ

一度仮想ディスクに設定すると毎回仮想ディスクの内容が起動されるので、元に戻すときは仮想ディスクの設定ファイルを削除する

手順

0を押しながら起動
フロッピーディスクエミュレーションを無効にしてNEXTORが起動されるので、NEXT_DSK.DATファイルを削除する

ディスクイメージ変更

ディスクイメージファイルの拡張⼦に.FDx (x=1~9)を使⽤ると、複数の仮想ディスクを設定でき、ディスクアクセス時に数字キーを押すことにより切り替えができる。
切り替えのタイミングはディスクアクセスが始まる瞬間なので、"ディスク2をセットしてリターンキーを押してください"のようなシチュエーションの場合は、2を押しながらエンターを押す。


GBDK(ゲームボーイの開発環境)メモ - キー入力

久しぶりの開発メモです。
ゲームボーイの開発環境のGBDKについて、キー入力のメモです。

開発環境について

過去のエントリーを参照してください
blog-e.uosoft.net

取得方法

キー入力はGBDKのファンクションの joypad() で取得できます。
gb.h をインクルードしてください。

joypad() のキーは8ビットの値で、押されているキーのビットが1で返されます。
ビットのマスクは gb/gb.h (includeフォルダ直下のgb.hを読めばこちらのファイルも読まれる)で定義してあります。
joypad()で取得した値と取得したいキーのマスク値をANDして、0でなければ押されている状態となります。

UINT8 key;
key = joypad();
if (key & J_A) {
    // Aボタンが押されている場合
} else {
    // Aボタンが押されていない場合
}

各ボタンのマスク値

定義 マスク(16進数) マスク(2進数)
J_START 0x80 10000000
J_SELECT 0x40 01000000
J_B 0x20 00100000
J_A 0x10 00010000
J_DOWN 0x08 00001000
J_UP 0x04 00000100
J_LEFT 0x02 00000010
J_RIGHT 0x01 00000001

サンプルソース

押されているキーを表示します。

#include <stdio.h>
#include <gb.h>

void main()
{    
    UINT8 key;

    while(1) {
        key = joypad();
        
        if (key & J_START) {
            gotoxy(1, 1);
            printf("START\n");
        } else {
            gotoxy(1, 1);
            printf("      \n");
        }
        
        if (key & J_SELECT) {
            gotoxy(1, 2);
            printf("SELECT\n");
        } else {
            gotoxy(1, 2);
            printf("      \n");
        }
        
        if (key & J_B) {
            gotoxy(1, 3);
            printf("B\n");
        } else {
            gotoxy(1, 3);
            printf("      \n");
        }
        
        if (key & J_A) {
            gotoxy(1, 4);
            printf("A\n");
        } else {
            gotoxy(1, 4);
            printf("      \n");
        }
        
        if (key & J_DOWN) {
            gotoxy(1, 5);
            printf("DOWN\n");
        } else {
            gotoxy(1, 5);
            printf("      \n");
        }
        
        if (key & J_UP) {
            gotoxy(1, 6);
            printf("UP\n");
        } else {
            gotoxy(1, 6);
            printf("      \n");
        }
        
        if (key & J_LEFT) {
            gotoxy(1, 7);
            printf("LEFT\n");
        } else {
            gotoxy(1, 7);
            printf("      \n");
        }
        
        if (key & J_RIGHT) {
            gotoxy(1, 8);
            printf("RIGHT\n");
        } else {
            gotoxy(1, 8);
            printf("      \n");
        }
        
    }
}

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結局買ってよかった Surface Go 2

サブ機に約10万円を掛けるのはどうかなと思いましたが、Surface Go 2 (Pentium Gold, SSD128GB)を買いました。

実家や旅行に行くときや、気軽にプログラミングやSteamの軽いゲームやProject Eggで遊びたいと思い、2年ほど前にASUS TransBook T101HA-G128を中古で買ったのですが、1年ほどで電源がつかなくなってしまいました。Project Eggのゲームでフルスクリーンにするとうまく表示できずdgVoodoo2等を使用したりと不満点はありましたが、AtomのXシリーズは以前のAtomと違い結構使い物になってたので、結構お気に入りでした。
その後も小型の物が欲しいと思い8.9インチのASUS TransBook T90CHI-3775を買いました。小さいながらも普通の日本語キーボードで大きさも手頃なので満足していましたが、本体とキーボードを別々に充電するのが煩わしく、Xシリーズ以前のAtomでメモリも2GBでは速度的にも満足できませんでした。
次にGPD Pocket2にしましたが、キーボードに慣れず、せめて日本語キーボードがあった方が良いと思い、OneMix3 S+に変えました。こちらは変則キーボードながらも半角/全角キーがあり、タブも上の方ではなくてAの横にあり一見使いやすそうでしたが、そうでもありませんでした。また光学式のポインタがあるのですが、ちょっと触っただけでもクリックとして反応してしまうので、こちらも不満でした。レスポンスは悪くなく、マウスの左右ボタンもあるのでクリック動作をOFFできれば便利そうですが、WindowsにもドライバにもBIOSにも設定はありませんでした。
こんな感じで1年間の間に色々使っていたのですが、全て中古で買った時と売った時の値段はあまり変わらない(中には高いのもあり)のでそんなにマイナスにはなっていません。

結局は前から気になっていたSurface Go 2を買ってしまいました。性能の割には価格が高いと感じなかなか手が出せなかったのですが、結果として目的に合った条件をすべてクリアして満足できるものでした。

また中古で探そうと思ってたのですが、ヨドバシカメラに実物を見に行ったら欲しくなりその場で買ってしまいました。

選択したモデルは、CPUがIntel Pentium Gold 4425Y、メモリ8GB、SSD128GBの物です。もちろんタイプカバーも一緒に購入しました。
core m3の物と迷ったのですが、冷静に考えるとサブ機にさらに2万円を追加するのは無駄だと思い、CPUはAtomのXシリーズ以上であれば結構使えることが分かっていたので、それより良いIntel Pentium Gold 4425Yは十分な範囲でした。またeMMCではなくSSDなので、実際の使い勝手は予想以上に快適です。3D性能も意外と良く、Skyrim(古い方)の低設定であれば普通に遊べるほどです。Steamにあるグラフィックをあまり売りにしていないインディーズ系のゲームは普通に遊べるものが多くありました。
Project Eggや古めのゲームでもフルスクリーンで正常に遊べます。

今は10インチ以下は変則キーボードの物ばかりで、10インチのノートで探してもAtomやCeleronばかりなので、希望するサイズではほぼ唯一の候補でした。

決してメインでは満足できる性能ではありませんが、10インチ以下のサブ機を探す場合は非常にお勧めできる逸品だと思います。