電子趣味の部屋

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NUARL N6PRO 私的レビュー

完全ワイヤレスイヤホン(TWS)のNUARL N6 Proを購入しました。

まず、ヨドバシカメラの福袋でSONY WF-1000Xを入手しました。
実はこれは1年以上前にも1度使用していたことがあり、切れやすさと音質の面で満足ができず、すぐに手放していました。
今回はせっかく入手したので久しぶりに使用したところ、野外で聴くときは当時より音質にはこだわりが無くて案外良いかもしれないと思いましたが、1か月ほど使用してるとやはり音質も切れやすさも気になってしまいました。
結局オークションで手放しましたが、ケースから取り出すだけで電源がONになり、ケースにしまうとOFFになる手軽さは捨てきれず、次の機種を探していました。
初めはこのシリーズの最新機種のWF-1000XM3を買おうと思って調べてたのですが、やはり切れやすさはあるようでした。色々調べていくうちに、やたら評判の良いものがあり、それがNUARL N6 Proでした。価格もWF-1000XM3より安価でしたので、こちらを購入することにしました。

NUARL N6 Proの特徴としては、カーボンナノチューブ振動板の「NUARL DRIVER [N6]v5」を搭載し、応答性にすぐれたシャープな立ち上がりで豊かな音を奏でるようです。
アナログとデジタルのハイブリッドチューニングを施し、クリアなサウンドを再生する特許技術「HDSS」を採用しています。
イヤホン単体で最大約11時間、高音質なaptX audio再生時でも約8時間の連続再生を実現。充電ケースとの併用で最大55時間の音楽再生が可能です。
SBC以外にAACとaptXに対応しています。
音の傾向としては、やや低音よりの弱ドンシャリでフラットに少し味付けしたような感じです。
解像度も高く感じ、1つ1つの音もはっきりとしています。
やや低音よりに感じますが、高音も伸びがありクリアです。
ノイズキャンセリングや外音取り込み機能はありません。SONY WF-1000Xではホワイトノイズが増えることや外像度が低くなったように聴こえるのが嫌でこの機能は使用していなかったので、個人的には不満がありません。元々カナル型なので遮音性は高いと思います。
通信もほとんど切れることはありませんでした。新宿駅等の装置や人の多い場所ではさすがに切れることがありますが、SONY WF-1000Xと比較すると、極端に切れることが少なくなりました。
他には何と言ってもデザインが良いです。マット調の黒をベースに、文字とボタン部分が金で高級感が感じられます。

同シリーズのNUARL N6はチューニングの違いか振動板の違いかわかりませんが、低音が強めのドンシャリ型のようです。

今まで中華の物も含めていくつか試しましたが、SONY WF-1000Xほどのものでも、やはり完全ワイヤレスイヤホンはホワイトノイズや解像度の面ではワイヤードイヤホンに劣ることがはっきりわかるほどでしたが、NUARL N6 Proはワイヤードイヤホンにも劣らず、今まで試したものとは格が違いました。

とりあえず理想のPC98DOS環境が完成しました(PC-9821Xa16/R12)

1年半前に入手したPC-9821Xa16/R12の拡張を続けて理想のDOS環境が完成しました。



画像を見てもらえれば分かる通り、あまり使用しないCD-ROMをMOに交換してます。Cバス、PCIの拡張スロットはすべて埋まっています。

CPUはPentium 166MHz、メインメモリは96MB
HDDはCF-IDE変換ボードでSLCタイプの4GBのにMS-DOSとWindows98の2つのパーティションに分けました。
Windows98は他のWindowsからLANでファイルコピーするためだけに使用して、他のことには使用していません。(古いWindowsゲームを遊ぶ場合は、WindowsXP環境のVaio type Wの方が快適なので)

DOS環境でPentiumは十分なパワーがあり、どんなものでも快適に動かせる感じです。
PC-8801mk2SRエミュレータのP88SRも余裕で動作します。PC-9801-86にADPCMのメモリを追加するちびおとも実装しているので、再現度もかなり高いです。
古いゲームは早すぎるものもありますが、PC-9801EXやPC-286Cもあるので、そちらで遊びます。

拡張スロットに入れてるものを紹介します。


FDDインタフェース PC-9801-87

5インチのFDD(ロジテックLFD-52)を接続するのに使用しています。
数回コンバートのために使用しましたが、普段はそんなに使用することも無く5インチFDDはしまってあります。

MIDIインタフェース Super MPU S-MPU/PC

SC-88proを接続していでます。

FM音源ボード PC-9801-86

コンデンサ交換、高音質改造、ちびおと実装です。
FM音源にはこだわりたかったので、すでに整備済みのものを3万円で購入しました。

SCSI-2インタフェース IFC-DP

PCIのSCSI-2インタフェースです。内蔵用のコネクタもあり、MOドライブを接続しています。
USBバスパワーのMOドライブも安く入手できるので、Windowsとファイルをやり取りする際に非常に便利です。これにしてからWindows98もいらないかなって思ってます。

LANインタフェース LGY-PCI-TXL

元々LANはCバスものが付いてましたが、Cバスが埋まってしまったのでPCI用に交換しました。
Windows98で使用しています。

前はオークションやフリマで拡張ボードを色々チェックしてましたが、ここまでくると満足してチェックしなくなりました。

SONY NW-A105 ある意味待ち望んでいた機種 NW-A55に望んでいた機能を追加したような機種

年末辺りからあまり使用していないイヤホンやDAPを売却して資金を作り、SONY NW-A105を購入しました。

以前に紹介したSONY NW-A55も売却しましたが、NW-A55に望んでいた機能を追加したような機種でずっとほしいと思っていました。

OSはAndroidになりました。GooglePlayも使用できるので、ストリーミングサービスも使用できます。既に会員のAppleMusicとAmazonMusicのアプリをインストールしました。
ファイルはMicroSDカードに入れるので容量は少なくて良いと思い、16GB版にしました。初期状態で約10GBの空きがありました。
バージョンアップ用に2GB必要なのと、使用しているうちにシステムが作成するファイルあるので、本体にはアプリのみ入れるようにすることとします。音楽関係のストリーミングサービスやプレイヤーアプリをいくつか試しましたが、どれも300MB以下なので、音楽関係に限定した使い方であれば問題なさそうです。

接続端子はUSB Type-Cになりました。これは大きなポイントだと思います。同時期に発売したNW-ZX507もUSB Type-Cなので、この先WM-PORTは廃止されていくことになると思います。(Android搭載機種だけかも)

音質はNW-A55と比較すると低音が抑え気味になり、弱ドンシャリに感じ自分的に好みの傾向になりました。解像度等の総合的な音質の印象は同レベルだと思います。
今回もDSEE HXは今回も優秀です。さらにこの設定は他のアプリにも影響するので、ノーマル音質のAppleMusicやAmazonMusicでもハイレゾ化されるので、Wifi環境の家の中では結構ストリーミングで聴くようになりました。

標準プレイヤーのW.ミュージック以外ではハイレゾ音源は48kHz/16bitでの再生になるようですが、DSEE HXが効くので高音質で聴くことができます。

NW-A55を使用していた時から、他のストリーミングサービスを使いたい、WM-PORTは面倒と思っていたので、今回は待ち望んでいた機種でした。

色々整理した結果、現在所有しているDAPはNW-A105、ONKYO DP-S1A、SHANLING M2s、Zishan Z3・ZISHAN DSDです。それぞれ特徴があり、音質も好みなので、持ち続けてます。

NW-A105

この記事の機種

ONKYO DP-S1A

一番音質がお気に入りの機種。
FiioやAK等の同価格帯の他の機種も試しましたが、これが一番音質が良く感じ、音の傾向も好みでした。

SHANLING M2s

低価格ながら音の傾向が好みで、小型で邪魔にならなく、PCのUSB DACとしても使用しています。

NICEHCK P3 私的レビュー

本年もよろしくお願いします。

NICEHCK P3のレビューです

去年11月頃のセールにNICEHCKが売り出していた福袋で入手しました。
Bluetoothケーブル(NICEHCK HB1)とのセットで約3000円で購入しましたが、普段の価格はAliexpressでP3が約4000円、HB1が約1500円で日本のアマゾンではそれぞれ+1000円程で出品されています。

1DD+2BAのドライバ構成です。
やや低音強めで高音はウォーム系で刺さりも無く、低音よりのドンシャリタイプです。
個体差もあると思いますが、KZとの同じドライバ構成の物と比較すると、良く音がまとまっていて良い意味で1ドライバのような感じで違和感なく各音域の音が伝わってきます。

BluetoothケーブルのHB1の方は、この価格帯のBluetoothケーブルは過去にもいくつか手を出しては音質に満足できるものは無く信用してなかったのですが、今回は思ったより良く、普通に使えるレベルの物でした。

通常価格で考えると同価格帯の中華イヤホンと比較しても全体的に同レベルで、特出した特徴はありませんが自分は安く入手できたので大変満足しています。

YAMAHAのMU1000とRolandのSC-88pro

今でも使用しているハードウェア音源があります。
YAMAHAのMU1000とRolandSC-88proです。どちらも数年前に中古で1万円台で購入したものです。
PC98の現役当時はQY70を音源代わりに使用してました。何か曲を作れそうと思って選んだのですが、結局固定で音源のみ使用してました。
QY70は当時から持ってるものではないのですが、これも数年前に状態の良いもの確保してを1台保管しています。
その後DOS/Vに移行後サウンドカードをYMF724を搭載したものにしました。
このような経緯からずっとYAMAHAXG音源派でした。そこでWindows7の時代に過去のMOデータ整理してMIDIデータを発見したのを機に久しぶりに実機で聴きたくなり、当時憧れていて中古で安くなってたMU1000を入手しました。
MIDIデータはRolandのGS音源に最適化したものも多く、こちらも実機で聴きたくなりRolandMIDI音源全盛期の定番のSC-88proを入手しました。
現在ではMU1000をWindows機に、SC-88proをPC-9821Xaに繋いで使用しています。

MU1000


パート数:64
最大同時発音数:128
音色数:1396
ドラムセット:58
エフェクト:リバーブ18タイプ、コーラス20タイプ、バリエーション97タイプ、インサーション1〜4各97タイプ、EQ4タイプ

SC-88pro


パート数:32
最大同時発音数:64
音色数:1117
ドラムセット:42
音色マップ:3(SC-55/SC-88/SC88Pro)
エフェクト:リバーブ 8種類, コーラス8種類, ディレイ10種類, 2バンドイコライザー インサーションエフェクト64種類1系統


KZ AS16 私的レビュー

久しぶりにKZのイヤホンを買いました。

KZ AS16です。
過去にもレビューを書きましたが、KZの別ブランドのCCA C16と同じ片方ずつ8BAのドライバ構成です。高音域のBAが改良されている違いがあります。
KZらしく初めはぼやけ気味で各音域がばらけてうるさく感じましたが、いつも通り一晩のエージングで普通に聞けるようになりました。
CCA C16と比較すると相変わらずクリアで解像度が高く感じ、価格以上の音がしますが、良く聞くと高音域がよりクリアになっています。あえて意識して聞かない限りはわからないと思います。
若干傾向は違いますが全体的な音域のバランスは似た感じで中音域がやや強くかまぼこ型です。CCA C16より少しフラット寄りになったかなと言った感じです。

KZ AS16はこの価格帯の中では相変わらず価格以上の音質のイヤホンですが、CCA C16と比較すると音の傾向や一見感じる音質はそんなに変わらないので、どちらかを持ってたら2つは必要ないと思います。
どちらか迷ってる人は全体的に少し安く売られているKZ AS16をおすすめします。

Raspberry Pi で X68000 (RetroPie不使用)

Raspberry Pi用のX68000型ケースを前から持ってたのですが、ずっと放置していました。

やっと前からやりたかったX68000のエミュレータ専用環境を作ったので、手順をメモとして置いておきます。

RetroPieへインストールする記事はよく見ますが、今回は最小限の環境を作りたかったので、Raspberry Pi 3 Model BへRaspbian Buster Liteをインストールした環境で構築しました。

Raspbian Buster Liteの場所

Raspberry Pi OS – Raspberry Pi

環境構築

ここではX68000のエミュレータpx68kの環境を構築する手順を書いていきます。OSのインストールやネットワーク等のOS環境の手順は省略します。
ユーザは'pi'でログインしていることを前提で進めます。

前準備

SDL 1.2、SDL_gfx 1.2、gitをインストールします

sudo apt-get install -y libsdl1.2-dev
sudo apt-get install -y libsdl-gfx1.2-dev
sudo apt-get install -y git

ZIP形式とLHA形式ファイルの展開のため、unzipとlhasaをインストールします。

sudo apt-get install -y unzip
sudo apt-get install -y lhasa
sudo apt-get install -y p7zip-full

px68kの構築

px68kはpiユーザのホーム以下のpx68kディレクトリ(/home/pi/px68k)へインストールすることを想定して進めます

cd
git clone https://github.com/hissorii/px68k
cd px68k
make

いくつかワーニングが表示されましたが、無事に動作しているようです。

BIOSファイル配置

実行にはiplrom.datとcgrom.datが必要。
色々なサイトを参考にX68000 LIBRARYXM6 Pro-68kから拝借

mkdir ~/.keropi
wget http://www.retropc.net/x68000/software/sharp/x68bios/X68BIOSE.LZH
lhasa x X68BIOSE.LZH iplrom.dat
mv iplrom.dat ~/.keropi/iplrom.dat
chmod 644 ~/.keropi/iplrom.dat
wget https://mijet.eludevisibility.org/XM6%20Pro-68k/XM6%20Pro-68k%20DLL%20Package.7z
7z x "XM6 Pro-68k DLL Package.7z" CGROM.DAT
mv CGROM.DAT ~/.keropi/cgrom.dat
chmod 644 ~/.keropi/cgrom.dat

動作確認

X68000 LIBRARYからHuman68kのディスクイメージを取得して起動してみます。

wget http://www.retropc.net/x68000/software/sharp/human302/HUMN302I.LZH
lhasa x HUMN302I.LZH human302.xdf
chmod 644 human302.xdf
./px68k human302.xdf

これで起動出来たら、ひとまず構築成功です。


自動起動

X68000のエミュレータ専用環境が目的なので、電源ONしたら自動的にpiユーザでログインしてpx68kの起動までできるようにしたいです。

今回はRaspbian Buster Liteが前提なのでCUIログインです。
CUIログイン時にpiユーザで自動ログインするように設定します。

/etc/systemd/system/getty.target.wants/getty@tty1.serviceファイルを編集する。

sudo vi /etc/systemd/system/getty.target.wants/getty@tty1.service

編集内容(ExecStartの定義を書き換える)

ExecStart=-/sbin/agetty --autologin pi --noclear %I $TERM

自動起動は普通に.bashrcの最後に追記しました

vi ~/.bashrc

追加コマンド

cd px68k
./px68k

これで電源を入れたらRaspbian起動後、自動的にpiユーザでログインしてpx68kが実行されます。

[F12]でメニューを開いてディスクの入れ替えや、リセット、終了を行うことができます。