電子趣味の部屋

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MacのM1移行は意外と早いと思う

知り合いで半年ほど前に今までの資産をそのまま使えるようにと Intel i7 のMacBook Proを買ったのですが早速後悔してる人がいます。
他にもM1かIntelで迷ってる人がいると思うので、過去の経験を中心に書いていきます。

私が一番初めにMacを買ったのは故スティーブ・ジョブズがAppleに戻ってきて発売した Power Macintosh G3 (B&W)でした。
この頃はただの憧れで買ったのですが使い慣れたWindowsの方ばかり使ってしまい、ただのおもちゃでした。
MacOSでVBのようなプログラミングができるREALbasicを購入していつものパズルゲーム等を作ったりもしてました。
結局2年ほどで後継機も買うことなく手放してしまいました。

久しぶりにMacを買ったのは Mac Mini が発売された時でした。
当時余ったパーツで作ったLinux機を作っていたのですが、OSXはBSD系ということもあり置き換えができるのとデザインが良く場所を取らないので飛びついてしまいました。
日本語のソフトも結構出てきた時なので普通のPCとしてもそこそこ使用してました。
1年ほど経過したときにCPUがIntelに変更になってしまいました。
当初は急激な移行はあるわけが無いと思っているとどんどんソフトがIntelにネイティブに対応していき、OSもIntelでないと使えない機能等も出てきました。
2年もするとIntelのみ対応のソフトも増えてPowerPC Macでは使いにくくなり、またMacから離れてしまいました。

その後はiPhoneOS2の頃にiPhoneSDKが公開された時にMacbookProを購入し、それ以来Macも持ち続けています。
このように過去の経験からM1への移行も早いと思います。
すでに初めのM1 Mac発売から1年が経とうとしていますが、来年には多くの有名ソフトもネイティブ対応し逆にIntel Macでは使いにくい点も増えてくると思います。

iPadを買いに行ったらProになって帰ってきました

そろそろ老眼が入ってきてiPad miniが厳しくなってきたので、発売したばかりのiPadを買いに行きました。
今回はネットで注文ではなく、直接家電量販店での購入です。
店頭に並べられた実物を見るとつい他のものと比較してしまい、iPadはホームボタンがある関係だと思いますが、ディスプレイ上下の余白が気になってしまいました。

そこでターゲットをiPad Airにしたのですが、やっぱりiPad pro(11インチ)も気になってしまいました。
予定してた256GBモデルの場合、iPad AiriPad pro(11インチ)の差は約2万円。
Webと電子書籍や動画サービスを見る程度の用途が90%以上なのでAirで十分なのですが、A14とM1では勝手な判断で3世代分の違いがあり3年長く使えると判断して、結局Proにしてしまいました。
今までのAシリーズでは無くてM1を搭載したことはインパクトありますね。

iPad Proと現在所有しているiPad mini 5とiPhone11 proを比較して感じたことを書きます。

使用しているチップは、iPad ProはM1、iPad mini 5はA12、iPhone11 proはA13です。
普段使用している環境のiOS(iPadOS)自体のレスポンスは元々良好なので、差は感じません。iPad mini 5でも特に引っ掛かるようなこともなくスムーズに動作してます。

アプリの方も普段よく使う、Safari、Kindle、Dマガジン、Youtube、Amazon Prime、Netflix、Huluのようなウェブや電子書籍、動画サービス等も特に変わりないです。

いくつかゲームを試してみましたが、PCのような特に高性能機種をターゲットにしたゲームがあるわけではないのでA12の機種でも大抵は快適に動作します。
1つだけ違いがわかるあるゲームを見つけました。Sid Meier's Civilization VIです。
シヴィライゼーションシリーズは好きで初代から発売されると必ず遊ぶゲームです。
VIもPCで遊んでたのですが、iOS版がリリースされたときは手元で気軽にできると思いすぐに購入しました。
ところがあまりの動作の遅さにすぐに遊ばなくなりました。発売当時はiPhone8とiPad mini 2だったと思います。
iPhone11 proやiPad mini 5に変えた後も試しましたが、PCの速度に慣れてるせいか、全然納得できませんでした。
iPad Proで試してみるとM1パワーでPC(Ryzen7+GeForce2060)と同じ感覚で遊べるようになりました。
おかげで数か月ぶりに連日遊んでます。

やっぱり今までのAシリーズでは無くてM1を搭載したことはインパクトありますね。

よく週刊アスキーを読んでるのですが、最近は記事の文字を読むときiPad miniでは拡大しながら読んでました。それがそのまま読めるようになり、11インチの画面にしたことは正解だと思いました。

発色は確かにきれいです。コントラストも高いのでiPad miniと比較すると色がはっきりとしてます。iPhone11 proと比較するとあまりわかりません。
これは発色というより画面サイズの差の方が大きいですが、動画サービスは見やすくなり長時間見ても疲れなくなりました。
内蔵スピーカーの本質が結構良いです。iPad miniやiPhone11 proはどうしても低音や高音が弱く音が軽く感じますが、iPad Proは違和感無く聞こえます。普段あまりボリュームを上げてませんが、普通のテレビと同じ感覚で聴くことができます。

iPadは初代→iPad mini 2→ipad mini 5→iPad Proと今回の買い替え以外は比較的長く使用する機種でした。
iPhoneは色々な機能も楽しみにしているので2年毎に買い替えてる(iPhone13 Proも予約済み)のですが、iPadは特別な機能はあまり気にしていないので処理速度で判断してます。

結局は長く使うことやスピーカー等の普通に使う場合に地味に良かった点も合わせて、iPad Proを選んで良かったと思ってます。

レトロゲームに最適なS端子対応アップスキャンコンバータ AREA UP EMPIRE2

S端子とコンポジット入力が接続できる接続するアップスキャンコンバータとしてデスクトップ用のPCモニタにIOデータのVA BOX2をD-SUBで接続しています。このVA BOX2は結構画質も良く、他に代替環境も無く10年以上使用してます。

今後の環境を考えてやHDMIしかないモニタやテレビに接続するため、以前は電波新聞社のFRAMEMEISTERを使用していました。画質は高品質なのですが周波数スキャンして表示するまでの時間が長く、MSXのロゴやメガドライブではSEGAのロゴの後のタイミングで画面が切り替わるのが不満でした。他にこの不満点を書いてるレビューをあまり見かけないので、何か設定があるのかもしれません。
高画質を売りにして結構絶賛しているレビューも多いのですが、VA BOX2と大差無いです。それほどVA BOX2は優秀です。現在は中古で2,000円前後で手に入るので、D-SUBで接続する環境がある場合は今でもお勧めできます。
FRAMEMEISTERは販売が終了する前に購入したので普通の価格で手に入れることができ、手放す時は販売が終了した後で1.5倍くらいの価格で売れたので、これはこれで得をしました。
その後ノーブランド(中国製)のものに手をしては画質が悪かったりアスペクト比を4:3にできなかったりとなかなか満足できるものはなく、結局VA BOX2を使用し続けていました。

今回またテレビに接続したいと思い良いものを探したところ、AREA UP EMPIRE2 という結構評判の良いものがあったので購入してみました。価格は8,000円前後です。

FRAMEMEISTERはもう所有していないため明確は比較はできませんが、他の方のレビューや比較動画を見る限り色合いの違いがあるものの、FRAMEMEISTERと大差無い画質で出力されるようです。VA BOX2とも同等と言えます。

AREA UP EMPIRE2 の出力を1080pのモニタで表示したものをカメラで直撮りしてみました。
MSXの80文字のモードでもしっかり字が判別します。
色も滲むことはなく、白ははっきり白とわかります。
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参考に同じモニタでVA BOX2で表示したものです。
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写真で見ると拡大されたように見えるので違いが判りますが、実際に見るとほとんど違いが判りません。
若干VA BOX2の方が線が太くなってるように見えますが、ノイズリダクションやシャープネスの設定で調整することができると思います。

KZ ZSTX 私的レビュー

久しぶりに低価格のイヤホンで遊ぼうと思い色々と物色してたのですが、中華イヤホンに買い漁る切っ掛けとなったKZ ZSTの後継機のKZ ZSTXを買いました。

Aliexpressのセールで約1,500円でしたが、Amazonでは2,500円前後で販売されてます。

まず箱出し一発目の印象は、やけに低音が強く全体的に音が籠ってる印象でした。
いつも通り一晩エージングをしたところ、籠りはなくなり低音が目立つこともなくバランスが良くなりました。
やはりKZは始めのエージング効果はあると思います。

ドライバは1BA+1DDで、低音寄りのドンシャリ型ですね。
あえて重低音を居徴してるような強さはありません。

すでにKZ ZSTは手放しているので正確なことは言えませんが、記憶の中での印象では似てると思いました。
現在所有しているイヤホンの中では最安値なので、他と比較すると高音に伸びが感じられず弱い感じがしたりとやはり価格並みと思ってしまうのですが、
家に転がっていたiPhone6か7に付属してたイヤホンや他のスマホに付属して多様ないわゆるごく普通のイヤホンと比較すると、全体的にクリアで解像度も高く細かい音もよく聴こえるので、価格以上の性能は間違いなくあると思います。

他のイヤホンがあるので音楽を聴くときのメインにはなりませんが、この低価格帯のイヤホンを探す場合はお勧めできるものだと思います

セガサターン入手しました

ふとYoutubeを見てたらセガサターンのエミュレータのSSFでフライトスティックを使いアフターバーナーをしているので、自分でも試したいと思い、アフターバーナーIIだけ買いました。
使用したフライトスティックはロジテック(ロジクール)のExtreme 3D Proで数年前にMicrosoft Flight Simulator X で遊ぶために購入したものです。結構最新のMicrosoft Flight Simulatorでもしっかりサポートされてました。
参考:Extreme 3D Proドライバ
Downloads - Extreme 3D Pro – Logitech Support + Download

ソフトを持ってると実機で遊びたくなり、ハードオフで本体(白)やコントローラ、電源ケーブル、AV端子ケーブル、パワーメモリー付きのセットを5千円ほどで入手しました。
その後、立て続けにデイトナUSA、セガラリー、バーチャファイター、バーチャファイター2、ウィザードリィVI&VII、ガンダム外伝123を買ってしまいました。アフターバーナーIIとウィザードリィVI&VIIは3000円以上でしたが、他は数百円で手に入れることができました。

セガサターン自体は当時友人の家で遊んでましたが、自分で所有するのは初めてです。
買ったゲームを見ればわかる通り、この頃のセガのゲームは好きなので久しぶりにセーブのないゲームを遊び込んでしまいました。

認定整備済製品で MacBook Air (M1) を買いました

Apple純正の認定整備済製品でM1のMacBook Airが安かったので、買ってしまいました。
www.apple.com

GPU8コア、RAM8GB、SSD512GBのモデルで、120,780円でした。
噂通り何をするにも快適でSafariもDockにおいてあるアイコンをクリックしてから1跳ねが終わる前に起動します。
まだあまり使用してないのですが、一通りのことはストレス無く使用できます。
ただ今まで使用していたのが、MacBook Pro 13インチ i5 2.9GHzのEarly 2015なので、たぶん最新のインテルモデルを買っても同じことを思ったと思います。
Rosetta 2でのx86コードのアプリの互換性はそんなに気にならないです。
どこまでユニバーサルアプリとしてビルドされているか覚えてないですが、Macで良く使用しているSafari、Chrome、Thunderbird、Microsoft Office、XCode、Unity、Logic Pro、Blender、GIMP は問題無く動作してます。

普段は主にWindowsを使用していてMacはあまり多くのアプリを使用してるわけではありませんが、自分が普段使用してる範囲では快適に動作しているので全く不満はありません。
どちらかというとM1になって恩恵を受けている方だと思います。
この先また5年は使用すると思います。

買ったばかりということもあり、当分使用頻度は増えると思うので、何かあればまた書いていこうと思います。

ダイソーの300円スピーカーで遊んでみました 高音質化改造

ダイソーで販売されている300円のスピーカーで遊んでみました。

ノーマル状態では値段なりの音です。
低音が弱く、高音も細かい音が表現しきれずに軽い感じの音でした。
パワーが足りずに振動版を上手く振動しきれていないような感じです。

そこで、ネット上で何人かの方が紹介されているコンデンサの交換を試してみることにしました。

上の画像のC3とC4のチップコンデンサを交換します。
初期のコンデンサは0.082uFのものらしいのですが、これを2.2uFに交換します。
あまり容量を増やしすぎてもオペアンプが熱を持って危険なので、3.3uF以下に抑えた方が良いらしいです。
経験上、普通のサイズの電解コンデンサだと半田付けした後に基板からはがしてしまいそうで、チップコンデンサにしました。サイズは0603のもので大丈夫でした。


こんな感じです。

決して良い音ではないですが、軽い感じの違和感がある音ではなく、普通に落ち着いて聞けるような音になりました。
ちょうどPC-9801で使用している、上海問屋かあきばおーで2,000~3,000円で買った(記憶が定かではない)ミニスピーカと同レベルの音になりました。

手間はかかりましたが、300円のスピーカとAliexpressで100個200円程度のコンデンサで2,3千円の音になったと思えばよかったと思います。
もう1つ買ったので、そのうち汎用アンプ基板でオペアンプを色々変えて遊んでみたいと思います。