電子趣味の部屋

電子系のガジェットやアプリ開発等の趣味の話題を書いてます

心残りはありますが X68000を手放してしまいました

ずっと憧れてやっと手に入れたX68000を手放してしまいました。

ずっと憧れでしたので入手した時は大興奮でしたが、やはり現役で使ってなかったせいか愛着があるわけでもなく1年も遊ぶと飽きてきて、ずっと置きっぱなしになってしまいました。
本体はコンパクトなのですが、キーボード、マウス、モニタ(XPC-4経由でXGAの10インチモニタへ接続)、コンパクトフラッシュ仕様に改造したSCSI外付けHDDを一通り含めると結構な場所を取ってたので、ほとんど遊ばなくなってからは正直邪魔に感じるようになりました。
所有していることの満足感や気に入ってたので心残りはありますが手放す決心をしてしまいました。

送料含めると11万円弱で購入し、メモリ、FPU、CF改造外付けHDD、他小物を含めると14万円くらい使いましたが、これらもセットして20万円で売却することができました。
XPC-4はACアダプタのみ付属した中古を3万円で購入したのですが、ほぼそのままの金額で売却することができました。
XGAの10インチモニタ(中華製)は10年上使用しているVABOX2を接続してレトロゲーム用になってます。

レトロPCはPC98とMSXだけにして、今後は他の機種にはてを出さないようにします。

結局 XBOX Series X 買いました

先月XBOX Series Sを買ったことを書きましたが、結局XBOX Series Xを買ってしまいました。

前回本体サイズや4KはいらないとSeries Sにした理由を書きましたが、ブックオフ等中古屋で安くXBOX360のゲームが並んでるのを見てやはりメディアが使える方が良いと思いました。
始めはそこまで考えてませんでしたが、たまたま寄ったヨドバシカメラで在庫があったので、その場で購入してしまいました。
やはりゴールドポイントカード・プラスを持ってる場合、ヨドバシカメラは入手しやすいです。
PS5も在庫があることを何回か目撃してるのですが、一家に1台の購入制限があり、今後モデルチェンジをして小型化されたらそちらの方が欲しいので、まだ購入してません。
Series Sと比較して本体サイズは大きくなったのですが、店頭でPS5のモックと比較するとさすがにコンパクトでした。
まだメディアは試してないので、どれだけ互換性があるかはわかりません。
サイズやデザインでSeries Sほど感動はありませんが、結局いつかは乗り換えると思ってたので長く使うことも考えると満足です。

YAMAHAの小型シーケンサ QY8

前にYAMAHAのQY70の話をしたのですが、今回はQY8です。

実家に置いてあるものを整理したときに見つけたのですが、10年以上前にハードオフで見つけてつい買ったものです。箱と説明書ありで4,000円くらいだったと思います。

QYシリーズの他の機種と違い、方向ボタンといくつかのボタンで操作するゲーム機のような感覚で操作できるシーケンサです。
五線譜に音符を乗せるように入力するので、楽譜を見ながら打ち込みするのに便利です。
鍵盤が無いので他のシーケンサに慣れてる人は使いにくいと思いますが、慣れると意外と入力しやすいです。

本当はオークションかフリマに出品しようと思ったのですが、遊んでると面白くなり手放す気がなくなってしまいました。

音色数は少ない(ノーマルボイス×40+ドラムボイス×1キット)ですが、手軽に入力するのに最適な機種だと思います。

XBOX Series S 買いました

何やらXbox Game Passがすごいとのことなので、XBOX Series Sを買ってしまいました。

ちょうど入荷したタイミングだったのか、ヨドバシカメラで普通に買えました。
PS5やSeries Xは無かったので、Series Sは比較的希望者が少ない気がします。
最近ヨドバシカメラではPS5やXBOXは予告無しに入荷して、さらにゴールドポイントカード・プラスでの支払いを条件としているので、すぐに売れ切れずに比較的買いやすいと思います。
同じようにPS5も在庫がある時に遭遇したことがあるますが、本体サイズがネックになって購入には至りませんでした。

XBOXは360以来の2台目です。
今回は初めからSeries Xではなく、Series Sをターゲットにしていました。
主な理由は本体サイズです。
まだモニタやテレビの関係上4Kは必要無く、メディアも無くても良いのでとにかくコンパクトなことが一番の決め手でした。
あとはHalo5の存在です。XBOX360時代に1-4までサイドストーリーも含めて好きでした。
Steamでマスターチーフコレクションは販売されてPCでも遊べるかもと期待してたのですが、一向に発売される気配がありません。

なぜか個人的にはXBOXはPSのようにゲーム機で遊ぶというよりPCでSteamのゲームを遊ぶという感覚に近いです。

セットアップ後、早速Xbox Game Pass Ultimateに加入しました。
PCのGame Passまで含まれるので、かなりお得だと思いました。早速PCでAge of Empires IVを遊んでます。

現在実質のメインPCはRyzen 7 5700Uを搭載したノートで、今までSteamで遊んでいたゲームは大抵これで遊べてました。
このノートでも動作が厳しい3DゲームはほとんどXBOX Series Sで、それもGame Passにありました。
ほぼゲーム機と化していたRyzen3700X+GTR2060のデスクトップPCは大きくて邪魔なだけなので、処分してしまおうと思ってます。
元々このことも計画していたのもXBOX Series Sを買った理由の1つです。

最近のゲームは100GB前後あるものが多いので、3万円くらいしますが、1TBの専用SSDも購入しました。

現在PS4とSwitchがあり、XBOXで発売されなさそうな和ゲーはそちらで遊べるので、PS5はまだまだ欲しいと思いませんが、今後コンパクトになったPS5が発売されたら惰性で購入してしまうと思います。

QYシリーズ最高峰 QY700

色々と整理をしていたら、10年ほど前に入手したQY700が出てきました。

今でも普通に動作しました。
当時オークションで2万円前後で手に入れたものです。現在も相場はそんなに変わりないようです。
発売は1996年。以前紹介したQY70発売の前年です。

基本的な操作はQY70とほとんど同じです。
ボタンの数が多く、QY70に+αした操作ができるような感覚です。
特に良いと思ったのがステップ入力時にQY70では、音符を+1/-1ボタンで選んで、音階のボタンを押して入力しますが、このとき、音符の長さが離れていると+1/-1ボタンを何回も押さなければいけなかったりするのですが、QY700は+1/-1ボタン以外に全音符〜32分音符までのキーがあるので、一発で音符を選んで入力できます。間違いなく最速でステップ入力ができる機種です。

画面もQYシリーズの中では最大で、情報量が多いので楽しくなります。

ステップ入力はなんとピアノロールで表示されます。

本体も大きくてあまり遊ばなくて忘れてたのですが、触ってみると面白い機種でした。

最大同時発音数:32
音色数:ノーマルボイス×480(XG)+ドラムボイス×11キット(XG)
エフェクト:リバーブ11タイプ、コーラス11タイプ、バリエーション43タイプ

TFZ LIVE 1 私的レビュー

この度TFZ No.3が断線したか何かで左側が聞こえなくなってしまいました。
大変気に入ってたのですが、iPad Proを買ったばかりなので予算的にも厳しく、でもTFZのイヤホンが欲しくて結局TFZ LIVE 1を買ってしまいました。
Aliexpressのセール価格で4,000円台でしたが、Amazonでは店により5、6,000円ほどで販売されています。

音の傾向ですが、音が太いと感じました。
一見ドンシャリ型のような聞こえ方ですが、中音が凹んでるわけでも無く、どの音程が強いか弱いかわからない状態です。
あえて表現すると、音の太いフラット型に感じました。
いままで所有してたフラット型はなるべく原音のまま再現して味付けをしていないような感じでしたので、この傾向は初めてです。
いつも思うのですが、TFZはドライバが1個なのに振動部分の素材が良いせいかKZの多ドライバと比較しても個々の音の混ざりが感じられず非常にクリアに再現されてます。
また音の発生源が1個しかないので耳の負担が少ないせいか長時間聴いてても疲れが感じられません。

TFZ LIVE 1は聴いてて楽しく感じ、TFZ No.3が故障してからはKZ AS12を普段使いとしてたのですが、すっかりTFZ LIVE 1が普段使いとして定着してしまいました。

MSXで遊ぶ! Mega Flash ROM SCC (2021年版)

久しぶりにMega Flash ROM SCCを作ろうと思ってたところ、以前書いたエントリー(MSXで遊ぶ! Mega Flash ROM)ではリンク先が無くなっていたりと情報が古くなっているため、現在の情報で書き直します。

Mega Flash ROMの製作

用意するもの

まず必要なのはフラッシュメモリICです。この改造にはAM29F040Bの32ピンDIP型を使います。
型番はAM29F040B-90PD, AM29F040B-90PC, AM29F040B-90PIがありますが、数値部分は転送速度で120(AM29F040B-120PC等)でもかまいません。
サイズは4Mbit(512KBytes)です。
既に生産終了しているみたいで、大変入手困難です。

SCCのゲームカートリッジ。今回の例では「激突ペナントレース」を使います。

他に使えそうなゲームはSCC - Wikipediaを参考にすると、
F1スピリット(MSX)
王家の谷 エルギーザの封印(MSX1)
王家の谷 エルギーザの封印(MSX2)
クォース(MSX2)
グラディウス2(MSX)
激突ペナントレース(MSX2)
激突ペナントレース2(MSX2)
ゴーファーの野望 エピソードII(MSX)
沙羅曼蛇(MSX)
スペースマンボウ(MSX2)
メタルギア2 ソリッドスネーク(MSX2版)
です。

他に抵抗4.7kΩ 1個と 1回路1接点スイッチ 1個です。

制作手順

まず基板を取り出します。

この大きい方のICがSCCで、小さい方のICががマスクROMです。
このマスクROMを取ります。

ハンダ除去は、吸取り線や吸取り機で構いませんが、サンハヤト はんだシュッ太郎NEOを使うと画像のように非常に簡単に綺麗に半田を吸い取ることができます。

1、2、22、24、30、31ピンの足を広げて先端を切断します。
このピンは基板にはんだ付けしないようにしてください。

SCCとAM29F040Bを下の様に配線します。

AM29F040B SCC
1ピン 40ピン
2ピン 38ピン
24ピン 8ピン
30ピン 39ピン
31ピン 12ピン

少々複雑ですが、抵抗とスイッチを下の様に配線します。
 抵抗(4.7kΩ)の一方をVccへ接続
 AM29F040Bの22ピンを抵抗のもう一方の足&スイッチの足へ接続
 SCCの10ピンをスイッチの空いてる足へ接続
参考回路図


ケースに入れて、前に本家サイトにあったラベル(現在は入手不可)を印刷して仕上げてみました。
ちょっとスイッチの部分の加工が雑ですが。goot ホットナイフ HOT-60R使用

基板の画像を見ればわかると思いますが、スイッチを上にするとカートリッジを停止状態にできます。

メガROMのバックアップ

必ず所有しているROMのバックアップのみに限定してください。他人からの譲渡やネットからダウンロードしたROMのイメージファイルを使用した場合は違法コピーとなります。また、MSXのROMにあるかわかりませんが、コピープロテクトがされている場合、それを解除してバックアップしても違法コピーとなります。

ツールの準備

まず専用のMSX-DOS起動ディスクを作ると便利です。
MSX-DOS起動ディスクの作り方がわからない人は手を出さない方が良いです。
ROMをバックアップしてイメージファイルを作るには、似非職人工房・非公認出張所 (似非なページ)にあるバックアップツール 95年10月30日版(bu951030.lzh:6748bytes)を入手してください。(直DL)
このアーカイブの中にある"MGSAVE.COM"を使います。
作成したMega Flash ROMに書き込むには、MSX Cartridge Shopのページから[Flash] - [MegaFlashROM SCC+ SD]とクリックして表示されるページの下の方にあるLegacy versions:OPF 0.78を入手してください。(直DL)
このアーカイブの中にある"OPF.COM"を使います。

ここではグラディウスをバックアップしてみます。

ROMファイルの作成

ここで紹介する方法は少々強引な手法ですので、最悪の場合は本体やROMが故障してしまいます。すべて自己責任でお願います。
まず。MSX-DOSを起動します。

MSX-DOSを起動したらそのままROMをスロットに挿します。このときポーズ状態にすると良いようです。

無事にスロットに差し込むことができたらポーズを解除します。
このときに本体がフリーズしたり再起動したら失敗です。ROMを抜いてMSX-DOSの起動からやり直してください。
"MGSAVE.COM"を実行します。

MGSAVE <出力ファイル名> /S<スロット番号(数値2桁)>

ここでは出力ファイル名を"GRA.ROM"とします。

"GRA.ROM"の出力が成功しました。

Mega Flash ROMへの書き込み

一度電源を切り、Mega Flash ROMをスロットに挿してスイッチを停止状態にしてMSX-DOSを起動してください。
MSX-DOSが起動したら、スイッチを稼動状態にしてください。
"OPF.COM"コマンドを実行します。ROMバンクのタイプは自動的に判別してくれます。うまく書き込めない場合は明示的に指定してみてください。(OPFコマンドのマニュアルを参照してください。)

OPF <ROMファイル名>



書き込みが完了したら再起動してください。
無事に成功すると、ROMが起動します。

通常ROM(32KB以下)のバックアップについて

パッチワーク展示館(1号館)からNSTOOL.LZHを入手してください。(直DL)
アーカイブの中に"NSSAVE.COM"があります。
手順は同じで、"MGSAVE.COM"の代わりに、"NSSAVE.COM"を使用してください。
書き込みは"OPF.COM"でできます。