電子趣味の部屋

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今でもできるゲームボーイの開発メモ 2026年版

以前ゲームボーイの開発環境を書いたのですが、現在リンク切れや環境の変化があったので、2026年版として新たに書き直します。

ダウンロード

GBDK-2020(Gameboy Developers Kit)【現行推奨】

開発で使うSDK。旧GBDK v2.1.5(SourceForge版)の後継として、2020年にコミュニティ主導で刷新されました。最新のSDCCコンパイラを採用し、バグ修正・コード効率向上・GBC / NES / SMS / GG への対応など大幅に強化されています。Windows / macOS / Linux で動作します。

GBTD / GBMB(gbdk-2020版)【更新版】

タイルデザイナー(GBTD)とマップビルダー(GBMB)の改良版です。GBDK-2020とのconst出力互換性修正や自動バンク対応などが改善されています。

Tilemap Studio

GB / GBC / GBA / SNES対応のモダンなタイルマップエディタです。GBDK-2020公式ドキュメントでも推奨されています。

png2gbtiles(コマンドラインツール)

GIMPプラグインのコマンドライン版。PNGからGBタイルデータへの変換ができます。GIMP不要で使えるので便利です。

hUGEtracker / hUGEDriver【新規追加】

GBDK-2020公式推奨のゲームボーイ向けサウンドトラッカー&ドライバーです。BGMやSEの作成に使用します。

GBエミュレータ

BGB(bgb.bircd.org)は高精度エミュレータです。64ビット版も提供されています。開発・デバッグ用途に最適です。

Mesen(mesen.ca)もおすすめです。Windows / macOS / Linux対応のマルチシステムエミュレータで、GB / GBC を含む多機種に対応しています。

実機で動かすために

おすすめのフラッシュカートリッジはEverDrive-GB X7です。microSDカードにROMファイルを入れるだけで実機で動作します。セーブステート・リアルタイムクロック・インゲームメニューに対応しており、Analogue Pocket でも動作確認済みです。X5(セーブステートなし)・X3(廉価版)もラインナップにあります。

環境構築(GBDK-2020)

GBDK-2020はWindows / macOS / Linuxに対応しています。

  1. GitHubリリースページからお使いのOSのバイナリをダウンロードし、任意のフォルダに解凍する(例:C:\gbdk や ~/gbdk)
  2. 環境変数 PATH に gbdk/bin のパスを追加する(lcc コマンドが使えるようにする)
  3. GBTD・GBMBはgbdk-2020版(GitHub)を使用する。解凍して任意のフォルダに置くだけで使用可能
  4. GBDK-2020の examples フォルダにサンプルが豊富に入っているので、まずそちらを参考にする

試しに実行してみる

サンプルソース

簡単ですが、このソースを「test.c」と名前をつけて保存します。GBDK-2020では <gb/gb.h> のインクルードと while(1); を加えるのが推奨スタイルです。

#include <gb/gb.h>
#include <stdio.h>

void main()
{
    printf("GAME BOY TEST");
    while(1);
}
コンパイルしてROMファイルを生成
lcc -o test.gb test.c
エミュレータで動かしてみる

生成された test.gb をBGBやMesenで実行します。

実機で動かしてみる

EverDrive-GB X7を使用して実機で動かすことができます。SDカードに test.gb をコピーするだけです。実機で動くと楽しくなります。

コミュニティ・学習リソース

  • gbdev.io - ゲームボーイ開発のコミュニティポータル。Discord の #gbdk チャンネルで質問できます
  • The Game Boy Development Forum - ゲームボーイ開発フォーラム
  • Pan Docs - ゲームボーイのハードウェア仕様書(開発時の必携リファレンス)